アプガースコア(指数)をご存知だろうか?

中々耳にすることのない言葉ですが、実はこのスコアが考案されたことによって世界の乳幼児死亡率が激減しました。

このアプガースコアを考案したのが女医ヴァージニア・アプガー、生涯独身のまま小児医療に人生を捧げた彼女は一体どんな人物だったんでしょうか?

ヴァージニア・アプガーはどんな人物?生い立ちをご紹介

女医のヴァージニア・アプガー

ヴァージニア・アプガーはアメリカ合衆国の女医であり、女性医学者です。

ニュージャージー州で3人兄妹の末っ子として生まれました。

兄は病気だったため早い歳で亡くなり、このことがきっかけでヴァージニア・アプガーは医学への道を歩む決心をします。

1933年、コロンビア大学の医科大学院を優秀な成績で卒業。

1935年には同大学の職員に採用されて麻酔学と小児科を専門的に担当。

1949年には同大学では初となる正式な女性教授に就きながら大学との連携病院で産婦人科で研究も行っていました。

ヴァージニア・アプガーは一生独身のまま、65歳の若さでコロンビア医療センターでこの世を去ります。

ちなみに1994年にはアメリカの20セントの普通切手に肖像が採用されました。

ヴァージニア・アプガーが考案したアプガースコア

新生児を見守るヴァージニア・アプガー

アプガースコア(指数)は1952年麻酔科医師であるヴァージニア・アプガーが出産した新生児の健康状態を素早く評価するために作った点数システムです。

産婦人科で分娩の際、麻酔が新生児にどんな影響を与えるかを調べるために点数システムを考案したのです。

アプガースコア(指数)は新生児を5個の項目で評価します。

点数は0点、最大2点を加算し、この点数を合わせて状態を評価することになります。

なので点数は0点から10点までになります。

五つの項目は誰もが簡単に覚えられるように英語圏ではアプガー(APGAR)をAppearance(皮膚の色)、Pulse(心拍数)、Grimace(刺激による反射)、Activity(緊張感)、Respiration(呼吸)の略字として説明しています。

アプガースコア(指数)による評価は出産後、1分後と5分後に行われます。

日本では6点以下のスコアの場合、意識がほとんどなく、脈や呼吸が止まっている仮死と評価されます。

アプガースコアは今でも適切に評価できるのか?

ヴァージニア・アプガーによるアプガースコア(指数)がはじめて導入されたのは1952年とだいぶ昔になります。

日本でも1960年代から広く使われていたんですが、果たして現代の社会でもこの評価方法は通用するのかという疑問が浮かびます。

アメリカでは1988年1月から1998年12月の間にアプガースコア(指数)についての検証が行われていました。

結果はアプガースコア(指数)の通り、指数が上がると新生児の生存率も上がることが明らかになったのです。

この検証では新生児の死亡時間との関係性も新たに発見され、現在でもこの評価は適切であることが判明されたのです。

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