芸術的才能が世界的に認められたドイツ生まれのオスカー・シュレンマー。

現代美術に大きく貢献した「バウハウス」という美術・建築の総合学校に勤めていた彼は、ある日突然の解任。

衝撃的な解任の理由を一体だれが、なんのために言い渡したのか!

今回はそんなオスカー・シュレンマーの人物像と解任の理由についてご紹介します。

オスカー・シュレンマーはどんな人物?

オスカー・シュレンマーの顔画像

オスカー・シュレンマーはドイツ生まれの舞踊創作家兼、画家、彫刻家、デザイナーとして活躍した人物。

形式や法則を重視し、世の中の矛盾や不安をユーモアな形で表現したオスカー・シュレンマーはもともとはバウハウスの教員でもありました。

バウハウスとは?
ドイツ語で「建築の家」。バウハウスは美術・建築関係の総合学校として1919年、ドイツで設立された。本校はわずか14年間の短い運営期間だったがその活動と影響力は現代美術に大きく貢献している

舞踊のアイデアは機械の力や正確性からヒントを得て作ったと言われています。

オスカー・シュレンマーがクビになった理由とは?

わずか14年間という短い期間で現代美術に大きな影響を与えたバウハウス。

オスカー・シュレンマーはこのバウハウスでシアターワークショップの造形主任として勤めていました。

当時、最も有名なアート作品と言えば「トリアディックバレエ衣装」。

トリアディックバレエ衣装

1920年から約9年間、主要メンバーとしてたくさんの学生に影響を与えていましたが、突然解職をさせられてしまいます。

いきなりの言い渡された解職の理由、それはなんだったんでしょうか?

彼のアート作品がなんと「廃退(はいたい)」だからという衝撃的な理由でクビになってしまったのです。

では何故誰がこれほど影響力を持つ教員を解任させたのか。

その背景には「ナチス」がありました。

結局、ナチスによってオスカー・シュレンマーも解任され、学校も閉校させられたのです。

オスカー・シュレンマーの作品

ここではオスカー・シュレンマーの有名な作品についてご紹介します。

棒のダンス


棒のダンスでは白い棒と輪の形が一つになっています。

舞台は真っ黒でダンサーも黒いタイツのようなものを着ています。

なのでダンサーが動くと白い棒もいろんな方向に動き出します。

最初は棒だけが動いているように見えますが、よく見ると「黒子」が見えますね。

この黒子の存在が実は「人間の身体への意識」深い関係があるとみられているんです。

トリアディック・バレエ


トリアディック・バレエというと簡単にいえば「機械的な体」。

舞台としての空間や運動、そして独特な衣装は深い関係をもっています。

動きにはメロディーやリズムがあり、これは観客に対するより舞台で動いているダンサーのモーションを定めるためであります。
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